今日、出荷作業をしていて気づいたことのメモです。
農業の世界に入って思ったことは、思った以上に全体の仕事量に対して出荷作業の占めるウエイトが大きいということでした。
これは会社や農場によりけりですが、自分のところは出荷が毎日あったりします。
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収穫から箱詰めまでの流れ
自分の働く農場では収穫から出荷まで、以下のような作業工程があります。
収穫は主に朝採りと夕採りがあり、それぞれすぐに出荷する必要分だけ収穫します。
そして、出荷当日になって小分け(パッキング)と箱詰め(梱包)を行い、取引先に出荷、というのがざっくりした流れです。
出荷に関するクレームで多いもの
まだ働きはじめて数ヶ月ですが、いくつか取引先や個人のお客様からクレームを頂く機会がありました。頂いたクレームはほぼ以下のどちらかです。
- 不良品(腐っている、トマトなどが割れている など)
- 数量誤り(数が違う、入っていない商品がある など)
このうち、最も多いのが不良品に関するクレームです。もう圧倒的に。
出荷に関する各作業工程で不良品がないかチェックしているのに、どういうことかチェックをすり抜けて出荷されてしまうのです。
クレームを減らすには?
クレームを減らすポイントは、収穫時に不良品を収穫しないことです。
もし収穫時に不良品を全て排除できていれば、理論上は不良品が出荷されることはないからです。
※もちろん、保管中や小分け時に傷をつけてしまうケースもありますが、確率としてはかなり少ないのではないかと思います。
「不良品を収穫しない」、この認識をチーム内で共有することが何より重要ということです。
規格通りに収穫し、無駄な選別をなくすことも重要
度々出てきている上の図で、「小分け」作業はいくつかのさらに細かい工程に分解できます。
まず、選別。出荷していいかどうかの判断や葉物野菜でなどは虫食い箇所の除去や黄化(葉っぱが黄色くなっているもの)箇所の除去などを行います。
そして、軽量。これは単純に選別が済んだものの重さを測ります。
最後に袋詰めです。これも単純に、袋に詰めるだけ作業。
規格通りのものや不良品を除去しながら収穫することは、小分け作業の効率化にもつながります。圃場での収穫時に「後で選別するから大雑把に収穫すればいいやー♪」という考えでやっていると、小分けの工程でかなり苦しみます。
「不良品を収穫しない」「出荷できるものだけ収穫する」ということは、クレームを減らすことだけではなく、出荷作業全体の効率UPにもつながると思う今日この頃でした。