株式投資に魅力を感じる人が結構いることに気づきました。
アラサーにもなると徐々に余裕資金が出来るとともに、会社勤めでの所得の限界も見えてきてるのが原因かと思います。
さてさて。
自分の勉強したことのアウトプットも兼ねて何回かに分けて株式投資の基礎的なことろを記事にしたいと思いました。
早速、今回は「株式投資の株式とは何か」について書きたいと思います。
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株式とは何なのか?
株式は株式会社が発行するものですが、株式を理解するにはまず「株式会社」という会社形態を理解する必要があります。
株式会社(かぶしきがいしゃ)とは、細分化された社員権(株式)を有する株主から有限責任の下に資金を調達して株主から委任を受けた経営者が事業を行い、利益を株主に配当する、『法人格』を有する企業形態である。
株式会社は株式を発行することで、事業に必要な資金の供給を受けます。
17世紀に世界で初めて誕生した株式会社は「オランダ東インド会社」という会社で、アジア地域での更新料などの交易を目的として設立されました。
お金のある投資家がこの東インド会社の株式を購入し、航海が成功した場合にもたらされる果実(交易で得た香辛料や陶器など)の獲得を目論んで投資を行っていたんですね。
つまり、当時の航海には莫大な資金が必要になったという歴史的背景から、株式会社という形態が生まれたという訳です。この他にも莫大な資金を必要とする鉄道や港湾の開設、鉱工業などでも株式会社が続々と誕生することになります。
さて、上記のwikipediaの引用も踏まえると、株式会社とは、、、- 会社の所有権を分割したものである
- 株主は会社から利益分配(配当)を受ける権利を有する
- 経営者は所有者(株主)の委任を受け、会社の経営を執行する
ということになります。
配当に関してはまた別の記事で触れたいと思いますが、株式が証券取引所(株式の売買を行う場所)に上場している会社(上場企業)の場合には売却益を得ることも可能になります。
※投資のメリットについては今後まとめて記事にします。
株式の売買の仕組み
出典:株取引のしくみ | 株初心者入門講座 | 現物取引 | 国内株式 | 楽天証券
※楽天証券では日経の記事が無料で閲覧できる特典があるので、興味があれば以下の当ブログの記事もご参考に!
株式は企業が発行するものですが、株式を購入する際には企業から直接買うのではなく、株式の売買仲介機能を持つ「証券取引所」を介して行います。
証券取引所では、買い注文と売り注文をマッチングさせ、売買を成立させる機能があります。
買い注文や売り注文は証券会社に口座を開設することで可能になります。
証券会社は自社で保有しているシステムで、顧客から受けた注文を証券取引所に流し、注文を受け取った証券取引所は注文のマッチングを行っています。
したがって、株式投資を行うには少なくとも証券会社で口座を開設する必要があります。この口座の準備と口座への資金の入金が行えれば、すぐにでも株式投資を始めることが可能になりますので、興味のある方は口座を開設することをオススメします。
※証券口座は無料で開設できます。
株式投資のメリット
株式投資で投資家が享受できるメリットは以下のようなものがあります。
- 売却益(キャピタルゲイン)
- 配当益(インカムゲイン)
- 株主優待
売却益(キャピタルゲイン)
売却益とは文字通り、株式を売却することで得られる利益のこと。
以下はマザーズに上場しているじげん<3679>のチャートですが、今年の3月まで同社の株価は600円~800円の間を行ったり来たりしていましたが、5月以降は株価が順調に上昇し、現在の株価は1,133円になっています。
仮に3月1日の安値である647円で購入し、現在の終値(1,133円)で売却した場合、
1株あたり486円の利益が得られます。
1000株購入していた場合であれば、48万6千円の利益となります。
配当益(インカムゲイン)
配当益とは企業が利益の中から株主に還元する部分のことを指します。
よく「配当性向」という言葉が出てくるのですが、これは最終利益(税金を引いた後の利益額)からどのくらい配当を支払っているかをパーセンテージで表したものです。
一般に配当性向の高い企業は積極的に株主に利益還元を行う会社と認識されています。
卑近な例で言うと私の保有するウェッズ<7551>というホイールメーカーは、直近の決算期で配当性向32%、1株あたり27円の配当を実施しています。
※配当性向32%というのは一般的に高め。
私は同社の株を1000株保有していましたので、年間で27,000円(税引き前)の配当を手にすることができました。
株主優待
株主優待とは企業が株主に対して、投資に対しての見返りとして実施する優遇策のことを差し、多くの場合は自社商品や、クオカード・お米券などの汎用性の高い金券類が株主に提供されます。
たとえば、トマトの加工品の製造販売を行うカゴメ<2810>の株を100株保有していた場合、年に2回以下のような優待を受け取ることができます。
※カゴメHPより引用。画像は2016年上期の優待内容。
カゴメの株価は現在2413円なので、優待を獲得するには24万1300円の投資金額が必要になります。
ある程度まとまった金額は必要ですが、年に2回もカゴメの商品を受け取れるなんてワクワクしませんか?
もし少額投資であっても株主優待を狙いたい場合は、以下なども参考にして頂けると嬉しく思います。