趣味ではてなブックマークをよく見るんですけど、最近おもしろいブログ記事がよくアップされてますね。特に、人材というか人の「評価」についての話なんかはとても興味深く読ませて頂きました。時に上司として、時に部下として人の評価の難しさはいつも痛感しますし、悩みのタネにもなることもしばしばです。
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たとえば、これ!
この記事を書いた人は転職回数5回で、無能判定2回、有能判定2回という結果だったらしいです。きれいに評価が二分されていますね。以下、記事を読んだ上での、この方の職務遍歴をざっくりまとめてみました。
1社目:飲食店チーフ = 無能
⇒半年で出社拒否。離職時に汚い言葉を浴びせられる
2社目:WEB制作会社 = 有能
⇒社長に次ぐ高給取り。この会社で社内恋愛を経て結婚
3社目:広告代理店 = 無能
⇒制作会社の1.5倍の給与で転職も、散々陰口を叩かれ半年で離職
4社目:WEBコンサル = 有能
⇒活躍の末、役員待遇として本社に迎えられるまでに
そして、現在フリーランスで活動されているとのことです。同じ人が受ける評価とは思えないくらいの評価の分かれようですね。
この方、プレイヤーとしても、管理職としても優秀な方なんじゃないかなと思います。自分の能力の価値もよく自分自身で理解できているのが文章から伝わってきますね。
過去に自分も、本社勤務と企業に常駐する形で仕事をしていたことがあるのですが、本社では無能と言われ、常駐先の企業ではお客さんから有能だということがよくありました。(この方に比べて自分は圧倒的に高い評価というには少なかったですが)
自分の経験から言えるのですが、声の大きい上長や同僚と自分の馬が合うかどうか?ということが重要だと思うんですよね。決して、能力だけが自分の評価を決定づける訳ではなく、要は周りとの相性の問題なんじゃないかと思います。
自分の場合は職種をコロコロ変えていて、各職種における初期の段階では概ね「無能扱い」されるものですよね。ここで言う「無能」というジャッジは、経験がないからできないのではなく、本質的に素養が備わっていないという評価のことを意味します。今振り返ってみれば、努力でかなりの部分をカバーできたので、素養に問題があるという評価は本当に的外れな指摘だったなーと感じています。
多くの組織では、人を簡単に突き放したり、簡単に嫌いになりすぎだと思うんですよね。そして、簡単に「能力がない」というレッテル貼りをしすぎではないでしょうかね。人間、必ず輝ける場所があるんだから、相手の自信を奪うような言葉は簡単に吐くべきではないと思う今日このごろです。
職場で無能扱いされた際に、「職場で実績を積んで信頼を獲得すればいいじゃん」 というアドバイスを聞くこともありますが、性格がねじ曲がった人はなかなか人のことを認めようとしませんから、これってすごく意味のないアドバイスだと思います。結局、取るべき選択肢は「職場を変える」ということに尽きると思います。
求人情報サイトに掲載されている求人をとにかく多く見て、その中から、自分にマッチしそうな会社をひたすら探し続けることが重要です。転職は絶対に悪いことではない。これだけはこれまでの経験からも言えることです。
もし、転職市場における自分の価値を知りたかったり、面接の対策や就職先の詳細な情報を知りたい場合は転職エージェントをうまく活用しましょう。少し情けない話にもなりますが、僕が最も転職に成功したのは、マイナビエージェントでの転職でした。年収も相当上がりましたし、何より客観的な自分の価値を教えてもらったのがよかったです。マイナビエージェントに限らず、エージェントに未登録の人はぜひ登録してみるといいでしょう。きっといい転職ができるはず。