日本円やアメリカドルなどの法定通貨におけるトランザクションコストについては、かねてからゼロ円にならないかなーと思ってきました。(その昔、決済代行会社にいたため決済手数料の不条理について違和感を覚えていたんです。)
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そんな折に出てきたのが、ビットコインに代表される仮想通貨でして、投資の対象としては懐疑的であったものの、普及は進んで欲しいなーと思ってこれまで静かに眺めてきました。
それからしばらくして、情報商材のビジネスで日本で成功した与沢翼氏が、「リップル」という仮想通貨を扱っていると聞いた時、正直かなり怪しいなと思いました。確か、ツイッターでその情報を掴んだのですが、「与沢さんが話題にし始めたので、これで仮想通貨の投資は絶対やめよ」と心に誓いました。それまではビットコインなら投資してもいいかな、程度でしたが一切の手出しをしないという意志まで固めた出来事でした。
リップル含み益 +2786万6418円
— 与沢 翼 (@tsubasa_yozawa) 2017年10月5日
取得単価平均 約21.8円
時価 約26円
保有XRP 626万4093 × 26円 = 評価計1億6286万円
法定通貨入金計1億3500万円
= 含み益 +2786万円
一時15.6円の安値を付けた時は含み損マイナス3800万円でした笑 pic.twitter.com/yjjsmP5run
過去のツイートを掘り返してみると、僕が目撃したツイート時の取得価格が22円弱だったようです。
リップルはその後大盛り上がり
リップルはその後、あれよあれよという間に価格を上げ続け、ついには時価総額でビットコインに次ぐ、第二位の仮想通貨にまでなってしまいました。(1月7日時点)
現在は300円近くまで価格が上昇しています。
ビットコインの上昇を目撃しながらも、なかなか手を出せなかった人が大挙してリップルの購入に踏み切ったという印象でして、正直全く予想していなかった結果になりました。この上昇の過程で、リップルは米国の大手クレジットカード会社のAMEXと業務提携を発表したり、法定通貨を代替できる可能性を予感させる出来事があったのも大きいでしょう。(僕はこれを予想することはできなったのですが。)
いま思えば、リップルの決済にかかる時間的なコストが、仮想通貨首位であるビットコインの150分の1という利点は、とても大きかったのかなー、とか思ったりします。
そして、更に付け加えるなら、リップルの買いの主体が日本人だったこと、そして日本では利益を実現(利益確定)をした場合には、高率の税金が課せられることを鑑みれば、リップルを売却する動機が非常に薄い、つまり、価格の下落圧力が少ないという環境が整っていたんだと思います。
バリュー投資を実践している自分ですが、どんな些細なことでも自分で調べる、ということは大事だなと思いました。それはもしかしたら、自分の門外漢のことにおいて特にそうすべきなのかもしれませんね。